スパイス  組み込み制御装置の受注製作

モニタプログラムを移植する
平成26年4月 12日

ターゲットプログラムの雛形
 新しくプログラムを組むたびにプロジェクトを書くのは面倒です。モニタプログラムを使ってデバッグすることを前提にしたターゲットプログラムの雛形を作ります。この雛形では最終的にROM化してプログラムをROMに収める所まで出来るまでを見越した形にします。GAIO Cコンパイラを前提にすると、デバッグ用と製品用に別のプロジェクトを作る必要があります。このようになる主な理由はリンカスクリプトファイルの記述が固定されており、条件コンパイルのように外部から動作を変更できないためです。DOSプロンプトからmakeを使ったほうが楽かもしれません。
 また、Cプログラム以前に初期化を行うスタートアッププログラムも二つにします。こちらは条件アセンブルを使えば一つのファイルに出来ますが、見づらくなるので分けたままにしておきます。
 ターゲットプログラムの雛形とモニタプログラムのHEXファイルを下記からダウンロードできるようにしておきます。
ダウンロード: SuperAKI-80_mon.zip

 雛形のtest.pdbがデバッグ用のプロジェクトで./objディレクトリ内にHEXファイルtest.HEXが出力されます。製品ROM用プロジェクトはtest_relase.pdbで./obj_releaseディレクトリ内にてtest_release.HEXファイルが作られます。
 新規にプロジェクトを作るときは、この親ディレクトリ(今回の場合はtarget2)からコピーして、プロジェクト名を変更しソースファイルの追加削除を行います。

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